相変わらず食品異物混入が世の中を騒がしております。
何万食、何億食と作られているものなら、そりゃあ異物もあるでしょう、という風に思うんですが、
どうでしょうか。

というか消費者側はそんなこと、あるよな、たまにはこういうこともあるよな、って思っているんですよ。
たぶん異物を公表した人たちも、そうだと思うんです。自分は運が悪かったな、一応報告しておこう的な。
いや、なかにはこれで揺さぶりかけて脅迫して何か貰おう、とかいうカスもいるだろうけど。

ただ、むしろその報告を受けたがわ、食品を提供する側のトップ、上層部が
「いえうちは大丈夫です」「100%大丈夫」と盲信しているのが怖い。
んなわけないだろ、と。
100%安心安全大丈夫は「ありえない」と分かっている時代なんだから。

ということは何万食も作っていれば、絶対に変な製品ができてしまうんだよ。
確率的にもう、それは。
むしろ「いま問題が絶対に起こっている」と思って対処すべきなんですよ。

そういう意味ではトヨタの改善の優秀さがわかりますわ。
常に良くしようと、いうことは、常に問題点はある、ってことなんですから。
さすがトップの企業はわかってるよなあ。

それと今回の企業の対応を見ていると、PRや広報のレベルが低いな、と。
たぶん米国的なPR方法、広報のやり方を学んでしまって実践しているんでしょうね。
PRや広報のやり方にも、お国柄、国別にやり方、というのがあるのは当たり前のことなんですがね。
食品を扱っていれば、そんなこと分かるはずなのになあ。
食品ほどお国柄が反映される分野も無いと思うんですが。

PR会社に丸投げとかしているんじゃないでしょうか。
とくに外資系PR会社やグローバル企業とつながっているPR会社は、そういうところで
まずい対応をしがちな印象。
表には出ないんですけどねえ、こういうの。
あとPRに失敗してイメージ悪くなっても、なんか有耶無耶にする能力が高いw
ほんとPR会社って自分たちのイメージだけは良くできているwww

だけどたまに切られて(他のPR会社に変えられて)、体制立て直し、とかあるんですけども。
だけどこれ、グローバル企業はわりと成果がでないとわかると切るんですけど、
日本企業はなかなか切らないんだよ。
いつまでも同じPR会社が関わっていたり。

まあひどいのはPRとか広報という概念自体無い会社なんですけど。
大企業でも意外とあるんだ、総務やマーケティング部門が兼任って。
まあ兼任でも社長室兼任とか、そういうトップとつながっていればいいんですが、
明らかに片手間感覚でやっている広報は大丈夫かって思う。

まあそのほうが素人的で、むしろ素の良い人感があって嬉しかったりもしますが。
だけど素人に問題が起きたときの対応を任せたら、そりゃあ混乱するわなあ、と。
難しいところですなあ。

あと「うちの企業は待遇も問題ないし……」とか思っている人に限って、
バイトや工場の現場の境遇を分かっていなかったり。
異物混入事件は、食品の安全というよりも、大企業病に近い感じがする。

というわけで自家製干物を作っているんですが。
アジ、サバ、サンマ、イカで。
だけどイマイチだなあ

朝食、?
昼食、?
夕食、おから入りお菓子、麦ごはん、サバの塩焼き、味噌煮